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「フラワー・オブ・ライフ」 レビュー

フラワー・オブ・ライフ レビューその3 30代女がこの作品を読むと

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発売から日が経ってまた読み返してみましたけど
やはりフラワーオブライフは当分本棚の手前に飾ると思います。。

 
読み返して思うのは 
よしながさんがこれまでもこれからも大事に愛していくで
あろう全体に流れる大事なモチーフ
「マンガ」の世界
というもの。
これを読者にさりげなくさわやかに
でも実はとことん受け止めてもらおうと
高校生の子供の遊びの世界から大人の入り口の厳しい世界まで
丹念に構成して、細部までよしながさんは描ききっていて。
でもたった4巻のコンパクトさ。巧いと思いました。
さすがにすごい。


よしながさん マンガを愛してきたんだなあ・・と思いました。
編集者とのやりとりは 今までこうした世界に触れたことのない一社会人の目から見てもわかりやすく描かれていて、若き編集者にホロっときてしまいます。

読者には オリジナリティあふれてオタクとマンガのエピソードが
強い印象で残るはず。
まずはたっぷり感情移入できるように美男美女を配してること。
つまり真島と武田さんです。
真島は女教師と恋愛するし、武田さんは最初貞子そのもののおとなしい女の子だったのに最後には磯西さんと陣内さんという
学校でも多分美人な派手なグループのほうに属し、磯西さんの恋愛相談まで受けるようなたくましい女子になっちゃってる。

われわれ一般人でも感情移入できるように作ることに成功しているということ。これが三巻までの青春しているさわやかな読後感のわけだと思う。


2巻、3巻でマンガにまつわる青春エピソードがたっぷり語られて
4巻で春太郎と真島にスポットがあたる。

真島は恋愛を謳歌し少し人間らしくなり、春太郎は、相手のことを
考えながら言葉を発するのを覚える。その伏線キャラが 春太郎が大事に接してきた姉のさくらなのです。ここが切ない。

でも春太郎はそれまでに素直で屈託のないいいところもたくさんあったわけで、翔太とも心のそこから話せた彼が、距離を持つような癖がついてしまうのではないかなと彼の先が気になってしまう。

198ページから203ページまでは 涙でした。
最初は感動して
読み返しているうちに今度は春太郎が痛々しくなって。

かなり結末ははっきりと提示されていて、終わりというものもあって
なぞめいたところもとくにないのですけれど
春太郎のこの先をかなり考えさせられる。彼はどんなふうに生きていったらいいんだろと。もし春太郎が自分だったらどんなだろうと
考えさせられました。


結末は提示しているけれどたくさん読者に考える余地を残しているという・・・そういう作品は優れた作品なのだと思います。



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~ Comment ~

 

私も4巻読みました!
みんな、それぞれどうなったのかとっても気になります!まだ続いても…!!と強く思うのですが
ここで終わらせておく方がやはりいいのか…?とも少し思います。西洋骨董菓子店の時もそう思ったようにも思うのですが、よしながさんらしい終わり方ってことなのでしょうか?
とにかく色々考えさせられました。”おもしろい”の一言では済みません。
ホント、改めてよしながさんのすごさを感じるというか、偉大な人だなと思いました。
次の作品もとっても楽しみですv

みつきさま 

こんにちは。フラワー・オブ・ライフは人によっていろんな感想をお持ちになるみたいですね。

発売してからも何度も読み返しますけど、私は最近は4巻の編集者さんのくだりのところが好きで、あそこばかり読み返しています。
作中だとずいぶん彼はオヤジに見えますが、まだ24歳なんですよねえ。あのキャラで ザ・BLってのも読んでみたかったりもして。またぜひ遊びに来てください。


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